弊社では社員研修の中で
「相手の立場に立って考える」
ことの大切さを伝えてきていますが、
覚えることはできても、日常業務で実践していくことは難しい。
ここ最近のスリーでの出来事。
東京で社員希望の求人応募。
元々、社員希望の面接はなるべく私自身が行うことにしている為、
東京出張のタイミングで対面での面接を依頼。
面接当日。
「予定が合わず、キャンセルとなりました」
この報告をもらい、私は、
「今回の東京出張のタイミングでは面接が不可なのか、
面接自体が取り消しになったのですか」と確認。
すると、
「本日は急用ができた為、本日の面接はキャンセルとさせて頂きます」
とメール連絡があったとの事。
もし、皆さんが社長という立場で、
面接当日に「急用」という理由をメール連絡してきた方を採用できますか。
最初の情報共有の際、
「予定が合わず、キャンセルとなりました」
という報告では、元々、面接日を確定できるように
やりとりしていたがタイミングが合わなかった方なのか、
また、当日にどのような形で面接キャンセルをされた方なのかがわからないのです。
そもそも社会人として、当日メールで「急用」を理由にキャンセルすることは、
自分が相手企業にどういう印象を持たれるかを想像できていない方であり、
入社後に活躍することは皆無と言っていいでしょう。
その「当日」「急用」「メール連絡」という大事なポイントを外して報告することは、
相手が必要とする情報を共有できていないことであり、
「相手の立場に立って考える」を実践できていないと言えるのです。
逆にこんな事もありました。
長崎の岩永さんは、
アルバイト希望の方の面接候補日を私に共有する際、
その候補日時と前後する会議室使用予定も付け加えて情報をくれたことで、
面接とバッティングすることなく会議室を使用することが可能となりました。
これが、
「相手の立場に立って考える」
をまさしく実践できている行動と言えるでしょう。
「相手の立場に立って考える」を日常的に実践できるようになれば、
会社・クライアントをはじめ、CMさんに至るまで、絶大な信頼を勝ち取れるはずです。
人生とは不思議なもので、
自分の利益(評価)を追求している人は、
どんどん利益や評価が手からこぼれ落ち、
人のために一生懸命になれる人が、
「手に入れたいものが知らず知らずのうちに手に入る」というものなのです。
是非、人の為に一生懸命になれる人になってください。
そのスタートラインが
「相手の立場に立って考える」なのですから。