今週は、
誰かの「些細な一言」が気になってしまうというお話。
私が繊細すぎると言えば、それまでなのですが、
何気ない会話の中の「些細な一言」が
凄く気になってしまう性格で困っています。
○数年前の話。
下請け会社の営業マンとのゴルフの日。
突然電話が鳴り、寝坊したとの報告。
ゴルフは朝が早い為、
やむを得ないと思っていたのですが、
遅れてきた営業マンの第一声は、
「申し訳ありません。
仕事の時はこんな遅刻しないんですけど。。。」
取引先の方とのゴルフはある意味、仕事では?
ただ、素直に謝って頂ければ
何も気にすることはなかったものが、
「仕事の時は」の些細な一言が気になって、
モヤモヤ。。。
○先日、ご近所付き合いの方への御礼に、
以前から食べたいと言われていた
「くるみパン」を焼いて差し上げました。
その御礼のLINEが、
「そこらへんのパン屋さんと遜色ないですね」
「遜色ない」モヤモヤ。。。
いや、褒め言葉だと理解しているんです。
理解しているんですけど、
「近所のパン屋、はるかに超えてきたね」
「もうパン屋さん、やっちゃいなよ」
と私ならリップサービスしちゃうかなぁ。
○職場での話。
直ぐに済んでしまうような雑用仕事を
「私がやったほうがいいですよね?」
「?」モヤモヤ。。。
どうせやるなら、「私がやりますね」
と気持ちよく引き受ければ、
感謝しか生まれないのに勿体無い。
○同じく職場でのこと。
面接の際、その方の「人となり」が見えてくる、
いくつかの決まった質問があり、
面接に関わる社員には、
必ず実施するようにお願いしていました。
久しぶりに実施されているかを確認する為、
「さっきの面接者には、あの質問した?」と聞くと、
「先程の面接では試してないです」
「先程の」モヤモヤ。。。
「質問するのを忘れていました」
「それよりも精度の高い質問を見つけたので、
今はそれを実施しています」
なら理解できたんですけどね。
皆さんはどうですか?
何気ない「些細な一言」が引っかかったりしませんか?
逆に、慎重に丁寧に言葉をチョイスできなかったことで、
相手をモヤモヤさせていませんか?
そんな私も未だにチョイスミスの連続であり、
ここにはゴールというものは存在せず、
常にアンテナを立てて、思いやりのある言葉選びを
意識し続けるしかないと思います。
私みたいに気にしすぎるのはある意味、
病気に近いとは思いますが、少なからず世の中には、
「些細な一言」を気にする一部の人間が必ずいます。
それが、クライアントだったり、
CMさんだったり、同僚の社員かも知れません。
「些細な一言」は言われた側は、
少しづつ、少しづつ蓄積されていき、
いつの間にか苦手意識へと変わっていきます。
自由闊達、天真爛漫、豪放磊落に生きるのも
才能の一つではあるとは思いますが、
組織の一員である以上、
「思いやりのある言葉のチョイス」
そこだけは常に意識していきたいですね。