今週は、「想像力」についてお話したいと思います。
ビジネスの世界で生きていれば、
「もっと想像力を働かせろ」
「○○を想像できなかったのか?」など、
上司に言われたことがあるのではないでしょうか。
「想像力」を働かせれば、
相手が何を求めているかを感じることもできますし、
このまま進んだ先の事故を
察知することもできるかも知れません。
「想像力」を働かせて損することは、
何一つないと言っていいでしょう。
その中でも「想像力」が欠落していることでの一番の弊害は、
「感謝するべき事」の本質が見えなくなるということです。
例えば、
週5 フルタイムで殆ど休むこともなく出勤してくださる
コミュニケーター(以下、CMさん)がいたとします。
稼働時間が多く、エース級の活躍をされていたら、
「いつもありがとうございます」
「本当に助けられています」
とSVも言うでしょう。
しかし、そのCMさんが、
・シングルマザー
・お子様が3人(保育園児も含む)
・実家暮らしではない(支援してくれる人が側にいない)
という情報を履歴書にて把握できていたら、
どうでしょう?
「感謝」の温度感が変わってきませんか?
逆に、
そんな中で休まず出勤してくださっていることを心配し、
「何か無理をさせているのではないか?」
と状況確認するのが
「想像力」から生み出されるものではないでしょうか。
先日はこんなことがありました。
新入社員について、以下の報告をもらいました。
「本日の○○さんについてご報告いたします。
午前中に切り返し例などを確認して、
午後架電にはいることができました。
受注につながることは出来ませんでしたが、
受注ギリギリの所まではいけましたので、
次回は受注が取れるように出来たらと思います。」
社長である私が、この報告をもらって、
新入社員の何を把握することができるでしょうか?
ここで「想像力」を働かせれば、
私がこの報告を待ち望んでいないことは
容易に理解できたはずです。
そして何より、
たくさんの企業の中から
有難くもスリーフラッグスを選択して頂いたということを
「想像」できていれば、「感謝の気持ち」は、
「新入社員の真面目な1面や
ハートフルなエピソードを探して社長に報告しよう」
に繋がっていたはずです。
このように「想像力」を働かせれば、
人に対しての「感謝するべき事」の
本質が見えてくると思うのです。
スリーフラッグスのSV、
そして、各事業部の責任者の皆さんには、
日々の業務にマンネリ化することなく、
一人ひとりを知る為の努力を怠らず、
常に「想像力」を働かせ、
何に対して感謝するべきかをしっかり見極めた上での
「ありがとう」
が言える人になってくださいね。