さて、
世の中には「ポジティブ思考」や「楽観主義」について、
自己啓発本やインターネットで情報はあふれています。
しかし、この2つのワードは、
似て非なるものだと言われています。
どこが違うかというと、
「現状の問題点を、乗り越える意志があるか?」という点。
その意志が、ポジティブ思考には有って、
楽観主義では無いという。
ポジティブ思考は、物事を深く考え、
困難な事態の中でもプラスの要因を見つけ、
そこを糸口にして物事を好転させていくもの。
その一方、楽観主義は、
物事を深く考えず、ただなんとなく、
何かが良くなっていくことを願うだけのもの。
このネット情報だけで判断してしまうと、
「楽観主義」は、
少し無責任な考え方にも見えてしまいますね。
以前、私が読んだ本の中には、
「楽観主義」について、こんな内容が書かれています。
「真の楽観主義は、努力や準備を怠り、
〝どうにかなるだろう〟という考え方とは全く異なる。
楽観主義とは、万全の手を尽くすことから生じる、
成功への揺るがざる確信と、自らを信ずる力に
裏打ちされているものでなければならない」と。
全ては準備で決まる。ということですね。
昔、大事な試合で負けた時、
泣いている私達に言い放った
監督の一言が今でも忘れられない。
「普段の練習に100%の力を出し切っていたら、
涙は出てこないはずだ。泣くということは、
今までの行動に後悔があるからだ。」
まさにその通りでした。
今、スリーフラッグスでは課題が山積みです。
社員のみんなが毎日、毎日、
がむしゃらに目の前の課題と向き合ってくれていますが、
不安も多いことでしょう。
その不安を解消する為にも、予期せぬ事態をも想定した
あらゆるシミュレーションをするなど、
万全の事前準備を行い、
「真の楽観主義」で臨んでもらいたい。
その上で、どんな結果になったとしても、
最後まで諦めずにやりきった経験は、
必ずや次のステップに繋がるはずです。
最後に、
ロシアの文豪 トルストイが最後の日記に残した言葉を
ご紹介して終わりと致します。
「なすべきことをなせ、何があろうとも……」