今週は、
メジャーリーグ球団 サンディエゴ・パドレスに移籍した
ダルビッシュ有選手についてお話したいと思います。
メジャーリーグにご興味がない方は
ご存知ないかも知れませんが、
昨年2020年はコロナ禍で
例年より試合数が少ない中ではありましたが、
最多勝の8勝4敗という素晴らしい結果を残し、
メジャーリーグの全ピッチャーの憧れでもある
「サイ・ヤング賞」の候補に選ばれる等、
大活躍の年でした。
メジャーリーグ屈指の
質の高い変化球を持っているだけではなく、
周りが驚嘆する程、研究熱心な彼は、
今では素晴らしい投手として評価されていますが、
メジャーリーグに移籍した当初は、
鳴り物入りで渡米したにも関わらず、
制球が定まらずフォアボールの連続、
それに加えて故障も多く、
中々、思うような活躍ができない日々が続きました。
そのフォアボールが多い要因のひとつに、
同じチームの捕手(キャッチャー)からは、
「有は、完璧な球を求めすぎ」
と何度も指摘を受けるほどの完璧主義者。
自分が理想とする球を求めすぎるが故の
フォアボールをチームメイトや
メディアにも叩かれていました。
そんな周りの声に紛動されることなく、
独自のトレーニング方法から栄養学まで、
研究に研究を重ねての昨年の活躍だからこそ、
価値あるものだったのではないでしょうか。
今年は、それにも増して楽しみなのが、
日本球界のレジェンド「野茂英雄さん」が
パドレスの球団アドバイザーにいらっしゃることです。
ダルビッシュ投手も、
野茂さんから沢山のことを学んでいることを
SNSで発信していますが、
その中でも1番刺激を与えた助言は、
「そんなのしょうがないやん」だったそうです。
ピッチャーである以上、コントロールが定まらず、
フォアボールを重ねて、試合を壊してしまう時もあります。
その翌日の心境を聞かれた野茂さんの答えが
「そんなのしょうがないやん」。
引きづっていても良い事はない。
メンタルコントロールの大事さを
この一言で収めているところが、
野茂さんらしいですね。
しかし、私達コールセンターの世界では、
インバウンドで受注ミスしたり、
アウトバウンドで指標を下回る結果を出してしまえば、
クライアントから厳しく指摘されることもあるでしょう。
担当者として、
その原因を追求するとともに、
今後の再発防止策を丁寧にご説明することが
SVという仕事なのです。
我々が「そんなのしょうがないやん」と開き直っていては、
コールセンター業は成り立ちません。
クライアントとの信頼関係を維持出来なければ、
最終的にはたくさんの社員、
アルバイトを路頭に迷わすことにもなるのです。
どんな状況でも、真摯に・誠実に、
前進するための歩み(話し合い)を止めてはならない。
そのことだけは、絶対に忘れてはなりません。
ただ、逆に「そんなのしょうがないやん」ということも、
日々の中に潜んでいるはずです。
・大事に育てていたCMさんが突如、辞めてしまった
・CMさんに嫌味を言われた
・大事な日に子供が熱を出して、
会社を休まなきゃならなくなった
・先輩、同僚の人間性が、、、
等、考えても仕方ないこともたくさんあります。
何度も繰り返しになりますが、
自分自身が誠実に真面目に取り組んでいくこと、
ダルビッシュ投手で言うところの
結果を残すための努力を続けてる人が
最後は報われなければなりません。
自分自身の力を過信して、謙虚さを失う社員や
自分の事を棚にあげて、SVに辛く当たるCMさん等は、
自ら居場所を無くし、いずれ淘汰されます。
それが自然の摂理なのです。
話は逸れましたが、
スリーフラッグス社員は真面目さ故、
考えても仕方ないことを「くよくよ」と
考え過ぎてる人が多いように感じます。
社員1人ひとりが、
深く追求すべき事と軽く受け流すべき事を見極める力を養い、
自身のメンタルバランスを崩さないよう、
日々の業務に取り組んでいってくださいね。