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今週は、「自分の小さな箱から脱出する方法」

という1冊をご紹介!

 

この本は5年以上前、大変お世話になっております

クライアント様からご紹介頂きました。

 

読んだ瞬間、私が普段抱いていた様々な不平不満の原因は

「自分自身」が引き寄せてるものだったことを

知ることとなり、恥ずかしく、情けない気持ちに

なったことを鮮明に覚えています。

 

先日、久しぶりに本を開いてみたのですが、

マーカーで線を引いている箇所だらけで、

どれだけ「気付き」があったのかと笑ってしまう程でした。

 

また、学んだはずのことが時を経て、

意識が低くなってきている自分にがっかり。

自分にとってのバイブル的な本は、

定期的に読み返すことも大事かも知れませんね。

 

さて、この本では、箱の中に入り込み、

何も見えなくなっている状態を

「箱の中に入っている」と表現しています。

そして、「箱の中に入っている人物自身は、自分に問題があるということが見えなくなる」

というのが、この本の主なメッセージと受け止めています。

あまりピンと来ていない人の為に例題をひとつ。

 

生後4ヶ月の赤ちゃんが夜泣きをしているとします。

人間は生まれ持って「良心」を備え持っている為、

「自分が起きて、赤ちゃんをあやしてあげたら、妻はそのまま寝ていられる」と頭をよぎる。

その自分が感じたままに行動せず、

「自分の感情を裏切った」時に何が起こるか?

その自分のとった行動を正当化することが

始まるというのです。

「子供への愛情が弱いから、妻は起きないでいられるんだ」

「日頃、一生懸命に働いているのに、眠らせてもらえない、自分はかわいそうな男」 等。

 

そうやって、自分を「被害者」として考えはじめる。

いったん自分の感情に背くと、全ての思考や感情が、

何をしようと自分が正しいと主張しはじめ、

相手を責めるようになるというのです。

これを「箱の中に入っている状態」といいます。

 

その「箱の中に入っている人」が組織の中で

「誹謗中傷」「協力関係のごたごた」「信頼の欠如」等、

コミュニケーションの問題を引き起こしていく。

 

そして、「箱の中にいる人間」は、

他人を変えることに多くのエネルギーを費やし、

自分が変わらなければならない(箱の外にでる)ことを

理解することができない。

 

日々の生活の中、自分の感情に背く度に、

自己正当化のイメージを繰り返し、

それが、その人の性格となってしまう怖さを

読者に強く訴えています。

 

これは、組織が抱えているさまざまな問題の中でも、

もっともありふれていて、もっともダメージの大きい問題。

 

また、本の中では、

「人間は、相手が自分のことをどう感じているかを察知して、それに対して反応している」

 

要は表面上の言葉ではなく、相手が自分をどう思っているか

(心の中)に反応するということなんです。

 

職場で働いていれば、大小の違いはあれど、

人間関係で悩む人は多いかと思います。

共に働く上司や同僚、後輩などに不満ばかりが

噴出してくる経験が皆さんにもあるのではないでしょうか。

 

しかし、その不平不満の原因は相手ではなく、

自分自身に問題があるかも知れない。

「自己欺瞞(じこぎまん)」という、

自分の感情に背く行為を続けて、

それを正当化する為に、不満の原因を外(環境・他人)ばかりに

向けていないかを振り返ることが最も大事だと

謳われています。

 

それを解決する為の1番の近道は、

自分が「箱の中から出る=自分から変わる」という

勇気の行動だということを知ってほしいのです。

 

自分の良心(人の為にできる事)に全て逆らわずに生きることは

とても難しいことではありますが、

このロジックを知ってしまった

そこのあなた!!

今後は、頭によぎった良心に対し、

素直に行動してみませんか。

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