最近、札幌と長崎で起こったエピソードから
感じたことを書きたいと思います。
札幌オフィスでは、インバウンドの人員不足を解消する為、
平日9-18時(9-17時)枠の増員に力を入れています。
そのうちの一人である契約社員の方は、
お子さんが保育園に通っている為、
残業ができない現状がございます。
17時ピッタリに業務を終え、事務所を出たい彼女にとっては、
17時ギリギリに受電して、クレームや長時間の問い合わせに
当たってしまえば、定時で上がれなくなるのです。
だから、17時ギリギリの着信電話を取るべきか迷う訳です。
ただ、その電話を代わりに受電した他のCMさんも
17時上がりの方だったりすると、
SVとしても複雑な気持ちになるのもわかります。
しかし、どちらも17時定時とはいえ、
17時以降のご事情は人それぞれ違うのです。
だからこそSVは、目の前で起きた物事だけで
判断するのではなく、
お一人おひとりのプライベート事情も把握し、
冷静にジャッジしなくてはなりません。
受電しなかった側のCMさんに対して手を打つことよりも、
受電してくれた側のCMさんに感謝すること、
また事情説明を含め、助け合い精神をご理解していくことが
大事だと思うのです。
これがSVとして現場を円滑に運用する上で
必要なスキルなのです。
長崎オフィスでは、こんなことがありました。
今、スリーフラッグスでは有難くもインバウンドの
新規案件ラッシュが続き、人員不足が否めません。
そんな中、正社員で平日9-18時という勤務形態で
入社したはずの彼女が、
自分が担当している案件への責任感から、
20時近くまで残業していることがわかりました。
他の社員も「もう帰って頂いて大丈夫ですよ」
と声も掛けていたそうです。
それでも残業する彼女の責任感に甘えてしまったのです。
ですが、それは絶対にNGです。
彼女が早く帰ることで、
残された側には多少の負担は掛かるが、
それは人員不足を解消できていない会社側の問題であり、
彼女に甘えてはならないのです。
最近は、ギブアンドテイクが成り立たない
世知辛い世の中です。
ですが、スリーフラッグスの中ではギブアンドテイクを
実現できる組織にしたいと思っています。
今、土日出勤、遅番を文句を言わずに頑張ってくれてる
社員には、それなりの対価を考えています。
また、今現在、頑張ってくれてる社員達が、
いつか結婚、出産、育児、やむを得ない事情などの
タイミングが来たら、
次の若い世代に甘えなければならない時は必ずくるのです。
これも世代を通してのギブアンドテイクの形だと
私は思います。
改めて大事なことなので、もう一度言います。
東京も札幌も長崎も、
6月、7月入社の社員、契約社員、フルタイム
アルバイトさんが一気に採用となりました。
だからこそ、スリーフラッグス社員は、
新たに一緒に働く社員、契約社員、CMさん、
1人ひとりのご事情をしっかり把握してください。
その上で、決められたルール、
カチカチのモラル等に縛られることなく、
柔軟に物事を捉えながら、
血の通った組織作りを目指していきましょう！
