今回は、札幌センターの社員(以下 Fさん)の
エピソードをご紹介したいと思います。
札幌の面接では、今まで本当に色々なことが
ありましたが、
Fさんはなんと履歴書を忘れてきたんです。
出掛ける前に持ち物チェックをしない時点で、
本来ならOUT!
しかしながら、Fさんのお詫びをする姿勢に
"本当に申し訳ない" という気持ちが伝わってきました。
私は元々、学歴・職歴は選考基準に
ほとんど入れていないこともあり、
履歴書なしでFさんの面接をすることにしました。
履歴書を忘れて恐縮しているせいか、
最初は落ち着きがありませんでしたが、
徐々に落ち着いてくると、会話のテンポ、
無駄のない受け答え、歯切れの良い話し方など、
ストレスなく会話ができる人で、
だんだん、履歴書を忘れたことなど、
どうでも良くなるような魅力のある方でした。
一通り面接も終わり、
「履歴書は私が札幌にいる翌日までに
持参するように」と促しました。
ところがFさんは帰宅後に直ぐ弊社に戻り、
履歴書を持参してくれたのです。
それが当たり前のように感じる方も
多いかも知れませんが、
今時の若者に「翌日でいいよ」と促せば、
ほとんどの人は翌日に持ってくる時代です。
私は、履歴書を持ってきたその時点で
”採用” と伝えました。
その時のリアクションは、
「あっ、ありがとうございます。」
という薄いリアクション。。。
正直不安も覚えましたが、それから1年以上が経ち、
彼女が札幌インバウンドチームのエースへと成長し、
まだまだ伸び代もある楽しみな社員の
ひとりになっています。
更には、先々週のブログ 「ターニングポイント」 に
感じる部分が多かったようで、
自らを見直す良いきっかけになったと
LINEをくれたことが、何より嬉しかった。
つくづくあの時、履歴書を忘れただけで
不採用にしなくてよかったと感じています。
今回は、首の皮一枚で生き残ったFさんが、
大活躍しているという素敵なストーリーでは
あるのですが、このパターンは稀だと思うのです。
人間だからミスはします。
しかしながら、仕事上でもプライベートにおいても
ミスを絶対にしてはいけないタイミングと
いうものがあります。
そのミスを起こさない為にしっかりとした
事前準備をすることが1番大事なのです。
ここ一番の勝負の前に、本番を想定した
シュミレーション(イメトレ)を何度も行うことで、
不足しているもの、逆に情報過多により重要ポイントが
霞(かす)んでいないか等が見えてくるものです。
話は少し逸れてしまいましたが、
どんな勝負も事前準備でほぼ勝敗は決まってしまうと
いうことを社員は肝に銘じて、
クライアント様との商品説明会/定例報告会、
CMさんとの商品研修など、全ての業務において
油断なく万全の事前準備をしていきましょうね!