今回は、中途採用した社員Nくんの
お話をしたいと思います。
ブログが成果報酬型アウトバウンドなどの
内容ではないことが多く、
たいへん恐縮しておりますが、
社員エピソードを乗せることで、スリーフラッグスが
どんな会社なのかイメージしてもらえたらと思い、
書かせてもらっています。
さて、そのNくんの話ですが
面接の時からハキハキとお話しができ、
受け答えもしっかりしており、
頭の回転が凄く良い子なんです。
久しぶりに若い男性で期待できる人が
現れたなという印象でした。
予想は的中。
周りの皆が認めざる得ないほど、
気が利いてフットワークも軽く、
積極的に動いてくれます。
そんなある日、始業の9:00になっても姿が見えず、
皆で心配していたところ、09:15に電話が入り、
「具合が悪いので明日のお休みと
交換させて頂けませんか」と言うのです。
確かに数日前から具合が悪そうにしていたことから、
具合が悪いことは間違いない訳ですが、
09:15の電話はいかがなものかと皆さん思いますよね？
皆さんも経験あるかも知れませんが、
始業前の電話といっても、
1時間前から事務所に人がいる訳ではないので、
電話が許される時間というのは、
始業前の30分間くらいなもので
ピンポイントで連絡を入れなければなりません。
Nくんがどうして09:15になってしまったかの
理由は聞いていませんが、
どんな理由を言ったとしても、
誰しもが「寝坊だな」と思う訳です。
入社して間もないNくんにとって、
寝坊の印象はあまりにも痛い。
思い返せば私も同じ経験が20代前半でありました。
具合が悪く、なかなか寝付くこともできない日のこと。
電話する時間を待っていたにも関わらず
寸前で寝てしまい、
気が付いたら始業時間を過ぎていたのです。
あっ、やってしまった。
なんて説明しよう。。。
私は会社に電話した際、具合が悪いことを言わずに
「寝坊しました、今からすぐに向かいます」と
電話を切り、歯ブラシセットを片手にタクシーに乗り、
30分後には会社に飛びこんでいました。
フロアに入り、丁重にお詫びをした後、
「歯磨きだけしていいですか？」
と歯ブラシセットを見せると、
どっと笑いが起きたのです。
結局はその日、具合が悪いことをわかって頂き、
早退させてもらいましたが
後々の笑い話しとなった訳です。
Nくんは、正直に話したが、誤解を生んだ。
私は小さな嘘を付いたが、笑いを生んだ。
相手がどう捉えるかを瞬時に考え、
どのように行動とることが
一番ダメージが少ないかを判断することも
智慧の使い方なのではないかと私は思います。
大事なことは、相手側に立って物事を考えることが、
正しい選択をする秘訣なのではないでしょうか。
最後に念の為のご報告ですが、
そのNくんはメキメキと力を付け、
大活躍しているのでご安心くださいませ。
