今回は、成果報酬型アウトバウンドの話しでもなく、
コールセンターの話しでもありません。
ヤ◯ト運輸さんの委託配達員の60歳代の女性が
14年間、約2万3千通ものDM配送を怠っていた
ニュースを皆さん拝見しましたでしょうか。
私は通販企業様とのお取引が多いことから、
通販企業のご担当者様が、どんなたいへんな想いをして
DMのクリエイティブを考えているかを
知っている手前、たいへん切なくなりました。
お客様によっては、DMの中身を見もせずに
ゴミ箱に捨ててしまう人もいるのは事実ですが、
逆にDMを毎回のお手紙のように楽しみにされている
お客様の声もたくさん頂戴しています。
作り手の想いを踏みにじり、貰い手の楽しみを奪った
委託配達員を私は許せません。
私が高橋英樹だったら、叩き斬ってやるところなんですが。
その配達員の悪事の始まりは、
小さな1〜2件のDMを自宅に持ち帰ったところから
始まったはずです。
それがバレないことが今日に至るまでの
大きな事件に発展したと思うのですが、
「バレなきゃいいだろう」という姿勢、
これは、悲しいかな人間の誰しもが
よぎったことはあるはずです。
これに似たことは、会社の中の至るところで
私はあると思っています。
・社長や上司の前では頑張るが、見ていなければサボる。
・挨拶文などのメールを各クライアントに
コピペ対応し、そのクライアント様への
オリジナルのコメントを作らない。
・社員、アルバイトスタッフには挨拶するが、
フロアやトイレを掃除してくれる方々や
出入りする配達員さんへの挨拶はおざなりにする。
・朝の掃除を誰も見ていないから手を抜く。
数え上げたら、キリがありません。
私はお恥ずかしながら、転職をかなりしてきた為、
様々な企業のさまざまな従業員さんを見てきました。
上司へのアピールがうまいだけで
出世している人間もたくさん見てきました。
逆に人が嫌がる仕事を密かに
率先してやっているにも関わらず、
それに気付かない上司や社長の元で、
陽の目を見ない従業員さんも見てきました。
だからこそ、スリーフラッグスとして、
陰で頑張っている人にスポットライトが
当たる企業にしたいと考えています。
社長や上司の方を向いて仕事をするのではなく、
クライアントやエンドユーザー様の方を向いて
仕事をする人が1人でも多く増えることが
私の願いです。