先週、3ヶ月振りに札幌オフィスを
訪問することができました。
オシャレなエントランス
立派な会議室
ゆったりとしたフロア
余りあるくらいの広い休憩スペース
本当に素晴らしい環境を整えることができました。
ただ、喜びと同時に不安もよぎってしまうのが
経営者の性。
拡大移転したからには、稼働率を年内に80%以上に
しなければ、移転は失敗に終わります。
・コミュニケーターを増員すること
・離職率を下げ、シフトを安定化させること
が必須条件となります。
その施策として、7月からアルバイト時給を大幅にアップし、
一気に20人以上を増員したいと考えております。
勿論、コミュニケーター増員後には、社員のマンパワーが
不可欠な為、社員募集の求人も5/26から掲載中。
今回の札幌出張も面接尽くしの3日間となりました。
やはり、面接には色々な方々がお見えになりますが、
そんな中、特に印象に残っている女性(以降、Kさん)
がいました。
そのKさん、とにかく質疑応答に隙がなく、
頭の回転が物凄く良いのです。
スキル、ポテンシャルという面だけを考えれば、
Kさんは間違いなく大戦力。
しかし、何点か気になる点がありました。
話す時の語尾がピシャッ、ピシャッ！！と
柔らかさが感じられないのです。
頭の回転が良い人によくある特徴ですが、
穏やかな口調でコミュニケーションが取れなければ、
SVとしては致命傷であり、コミュニケーターに
無駄なプレッシャーを与えるだけです。
今のままのKさんでは、
スリーフラッグスが求める人材からはかけ離れており、
終始厳しい内容を面接中にぶつけました。
・瞬きが遅い人は、傲慢な人であり、自信過剰な人
・早口な人は、相手を思いやる心が弱い人、自己中心的な人
・他人のエピソードトークを聞く際のリアクションを見る限り、他人に興味が持てないのでは？
などなど。
スリーフラッグスではチームワークを
重んじています。
我欲が強く自己中心的な人、
傲慢、見栄っ張り、嫉妬心が強い人、
わがままな人などは、団結することはできません。
そして、結局は、組織をかき乱し、皆に迷惑をかけ、
最後は、自分から会社を辞めていくことになります。
今、スリーフラッグスで頑張ってくれている社員さんを
守る意味でも、チームワークを乱す人を簡単に
入社させる訳にはいかない為、こちらも真剣でした。
その真剣さからの面接とはいえ、
あれだけのダメ出しをされたら、
普通の人は「良い子ちゃんスイッチoff」にしたり、
生命力が落ちて、死んだ魚の目みたいになってくるのですが、
Kさんは、「もっと来い！もっと来い！」
と100本ノックを望んでいるかの如く、
逆にギアを上げてくるから不思議な子です。
Kさんのポテンシャルの高さに惑わされている
私自身を納得させる意味でも、厳しいことを言って、
「逆ギレ」や「ふてくされ」などを確認して、
不採用にするつもりでしたが、Kさんはどうしても
スリーフラッグスで働きたいと言うのです。
そのメンタルはどこから来るのか、
私にも理解できないくらいでした。
最終的には、Kさんにミッションを与え、
それを試用期間内でクリアできなければ
終了という厳しい条件での採用となりました。
これは札幌オフィスに常駐することができない私に代わって、
札幌社員が彼女の監督となり、そのミッションを
共有した上で育成していくと決めた為、
敢えてブログ掲載といたしました。
また、同じようなミッションに挑戦中の
アウトバウンドチームのOさん含め、
弊社の中でもトップクラスのポテンシャルが
元々備わっている2人が、スリーフラッグスを通して、
成長することができたら、どれだけの人に勇気を与え、
どれだけの人に良い意味でのプレッシャーを与えるかは
計り知れません。
誤解しないでほしいのは、2人が課題に挑戦するだけの
底知れぬパワーがあるからミッションを与えているだけで、
社員の誰もが自分自身と向き合う必要があることに
気づいてほしいと思っています。
とにもかくにも、
Kさん、Oさんの長所と短所は表裏一体です。
他人や環境への怒りの感情は、
組織改革をするエネルギーに変換できます。
我の強さは、自身をコントロールすることで
リーダーシップへと変換できます。
これから身の回りで起こる全ての悩みの原因を
自分自身の問題と捉える癖が身につけば、
2人の未来はとてつもなく明るいはずです。
組織を破壊する爆弾となるのか、
それとも組織を引っ張る原動力となるのか、
一か八かの大博打。
皆さんはどっちに掛けますか(笑)
