今回は、本社に勤務する社員Sさんについて
ご紹介したいと思います。
Sさんと私は前職のコールセンターで出会いました。
私はその時、事業責任者兼スーパーバイザー、
Sさんはコミュニケーターをしておりました。
私が独立する際もついてきてくれ、
スリーフラッグスの中でもコミュニケーターとして
頑張ってくれていました。
出会った頃は、お客様応対の荒さや
ネガティブな思考が垣間見えたりしておりました。
しかし、スリーフラッグスでのアルバイト期間が
長くなるにつれ、
アルバイトながらも社員と変わらぬ、
いや社員以上の責任感のある行動、言動が見受けられ、
周りの社員からも
「Sさん、社員に引き上げてもいいんじゃない」
という声がたくさん上がりました。
まだその頃、スリーフラッグスのオフィスも
狭かった時代の為、
周りを気にせずに打ち合わせする場所が見当たらず、
近くの喫茶店に2人で移動して話しました。
開口一番、私から「社員にならないか」
とお声掛けさせて頂くと、
Sさんは「嬉しいです。よろしくお願いします。」
と泣いて喜んでくれました。
今でも、その喫茶店の前を通る度に、
Sさんの泣いて喜んでくれた姿が浮かぶ、
素敵な思い出の地となっています。
その後のSさんの活躍は見違えるものがあり、
真面目で責任感が強く、
とにかく愚痴ひとつこぼさないのです。
私がどう?と聞いても、
「頑張ります」
「楽しくやっています」
と前向きなことばかり話すSさんが
逆に心配なる時があるくらいです。
そして、口癖のように
「スリーフラッグスで骨を埋めます」
と言うのです。
「骨を埋める覚悟です」
「一生付いていきます」
というフレーズは、軽口を叩く傾向の方が使う
フレーズと思っていたのですが、
Sさんの言葉には、それとは違う言葉の重みや
決意が強く感じられるのです。
あまりに愚痴を言わないSさんは、
ストレスを発散できているのだろうかと心配になり、
他の社員にも様子を伺うのですが、
揃って皆、「愚痴を聞いたことがない」とのこと。
母1人でお子さんを守ると決めた覚悟というか、
母の強さをそこからもヒシヒシと感じるのです。
先日は小学生(高学年)の娘さんが、
親御さんの職場を見学するというイベントがあり、
Sさんが働く姿を娘さんに見て頂くこともできました。
今現在、長崎コールセンターの立ち上げで、
東京から長崎に応援がたくさん入っている為、
本社を運用するメンバーが手薄な状況が
続いておりますが、
安心して本社を留守にできるのもSさんをはじめ、
優秀な社員がいるからなんです。
そんな頑張り屋のSさんを
私自身も絶対に守っていくと決意をしております。
一緒に出張に行ったりすることはできないけど、
本当に心から感謝しています。
いつもありがとう!
そして、これからもよろしくね!!